この度の東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。同時に、被災地域の一日も早い復興をお祈り致します。
東北地方太平洋沖地震は、かつて我が国が経験したことがない未曾有の大地震、大津波、原発事故となり、深刻な大災害をもたらしました。この地震により甚大な被害を受けた岩手県、宮城県、福島県、茨城県地域には53名の「芝蘭会」会員の方がお住まいになっておられます。幸いにも、会員の中で犠牲となられた方はないようですが、特に大津波により壊滅的な被害を被った地区には避難を余儀なくされた数名の先生方がおいでになります。
こうした中、芝蘭会では3月18日に岩手県、宮城県、福島県、茨城県地域にお住まいの会員の方にお見舞いの手紙を出し、会員の方の被害の状況把握と芝蘭会として出来る可能な支援について申し出を致しました。(全文別掲)
すでに、医学研究科では「東日本大震災基金」を設置して教職員へ寄附の呼びかけを行っております。また、附属病院では災害医療チーム(DMAT)を派遣するとともに被災地の重症患者の受入体制の検討も行われております。
いま、芝蘭会では会員の被災状況についての把握を急いでおります。会員の皆様でお知り合いの方、同級生の方で具体的な情報をお持ちの方は芝蘭会事務局までお知らせ下さい。
また、支援策についてご要望、ご意見等を芝蘭会事務局までお寄せ下さい。
被害の規模からして復旧・復興の取り組みも長期にわたるものと推測されます。芝蘭会と致しましても京都大学医学部、附属病院と連携し、出来る限り支援を致す所存ですので、「芝蘭会」会員の皆様のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。 |