近年、大学、特にライフサイエンス分野において、国際共同研究やMTAを通じて、微生物、細胞、動植物等、海外の遺伝資源を利用した研究が盛んに行われております。そのため、大学研究者は、国際ルールに従った形でこれらの遺伝資源を利用し、事後のトラブルを防ぐ必要があります。
遺伝資源の利用に関する国際ルールとして、昨年、生物多様性条約 名古屋議定書が採択され、遺伝資源の入手方法やそこから生じる利益配分について、その理解と対応が必要となってまいりました。
そこで、本セミナーでは、大学研究者、産学連携担当者を対象に、生物多様性条約の概要をご説明した後、大学において遺伝資源を利用する際の課題、留意点等について、実例を挙げつつご紹介いたします。 |